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男尊女卑


9/14.。現在ゲロを吐きそうになりつつ、『男尊女卑』について考察してみようと思う。
考察といっても大げさなものではない。ワタシが勝手に思うままを綴るだけだし。
賛否両論あるだろうし。

さて、この男尊女卑。意味は読んで字の如し。「男を尊び女を卑しむ」。もっと簡単に言うならば「男は偉い。女は駄目だ」。
なんて単純。なんて単細胞。
これとは真逆に『女尊男卑』と言う言葉もあるけれど、今回は触れない。
男尊女卑を賛成か反対かと訊かれればワタシは反対と言う。
なぜか?男を尊び女を卑しむ根拠がないから。
区別(差別ではない)が無いわけはない。大いにある。男の染色体はxyだし女はxxだし。女性は子供を生める。男はその種を持っている。両性具有ではないのだから区別があるのは当たり前なのだ。
が、それがどうして『男尊女卑』ということと繋がるのだろう?
ネットで検索してみた。ざっと目を通したら賛成だという方が多かった。
これは何故だろう?
読み進めると執筆されたのは男性のようだ。納得。
なぜ納得なのか。
分かりやすくぶっちゃけて言うとその人にはライトが当たっているから。もっと分かりやすく言おうか。人間、自分にスポットライトが当たっていると回りの暗い部分は見えないよね?それと同じ。
この執筆者には回りの暗い部分は見えなかったのです。
そりゃー賛成だろうさ。自分は気持ちのいいくらいにライトアップされているのだから!!
でもね、女性でも賛成の人もいるんだよ。それが悪いとかバカじゃん?とは決して思わない。個人がどう思おうがその人の自由であり権利であるから。しかし権利があるからこそ義務が生じてくる。これは当たり前のことだよね。
さて、なぜワタシが『男尊女卑』に反対なのか。そのひとつはさっきも書いたとおりスポットライトを浴びていないからね。僻みと言われればそれでおしまい。でもさ、通常金持ちを妬んだりするのは「僻みだ。自分でなんとかしろ」というのは分かる。しかし自分を女性であること僻んだりしてもどうしようもないでしょう?「がんばれ!頑張ればいつか男になれるぞ!!!」なんてことがあるかい?
男尊女卑を賛成(もしくは容認)している女性の多くはこの理論を分かっていて、それでもスポットライトを浴びたいから男に近づこうとしているんだよ。玉の輿だったりシンデレラ願望だったり。
男尊女卑を唱える人は皆言う。「女は就職したってどうせ辞めるんだから」
これをどうして女のせいにしかしないんだろうと思う。そのような社会にしてきたのは誰?男が生活していくうえでよりよい社会を築き上げてきたのは誰?
個人ではない。『男』だ。世の中の男性諸君が無意識の中でつくり上げた社会だよ。
そこに女は頑張って這い上がってきただけ。同レベル?ご冗談でしょう?女はまだまだ貴方達男性の足元にも及んでいないよ。
それを子供のように「女なんだから」「女のくせに」という低レベルな発言によってだけで蔑んでいる。
男尊女卑を唱える輩よ。もうちょっと大人になろうではないか。君達が蔑んできた女達はまだまだ君達には程遠い存在だ。今から女達を脅威に思ってどうするよ?ここは広く心を開放しようよ。
「よくきたね、女性達。僕達は君達を歓迎するよ」
そうなった時初めて『男尊女卑』だの『女尊男卑』だのクダラナイ理念から逃れることが出来るんじゃないかね。

ワタシは田島陽子女史のようにキャンキャン噛み付いて吠えたいわけでは毛頭ないです。
ただ、もっと心を広く穏やかにしようよ、とだけ言いたいのです。