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ちょこっとツーリングに その2
その1の続き
254号線はちょっと進んでは停まり、またちょっと進む。この繰り返し。
通勤のときよりもイライラする・・・・・
そんなとき、視界に飛び込んでくるものがあった。

それは高速の入り口。
左側に<関越自動車道 東松山入り口>
と看板が出ている。

どうしようと迷いも無くハンドルを左に切っていた。

チケットを受け取り(今は自動だけどね)、本線に合流。
関越自動車道は空いていた。
快調!!!

ところがとんだ失態を。

ワタシは今日、下道をのんびり行こうと思っていたから服装から装備から完全に『街中モード』だった。
そう、半キャップに半そで。

「しまった〜〜〜〜〜〜!!!」

叫んでみても既に遅い。シートの下にはウインドブレーカーが入ってはいるが、
本線を時速100キロで走っているのだ。
路肩に停めてちょっと着替える・・・なんて恐ろしくてできない!!
しかもヘルメットは予備なんて持ってないから半キャップで走るしかない。
なんとかサングラス(度入り)をしていたから目にゴミが入ることはなかったけど、
それでも風はガンガン目に当たる。イタイ!!目が痛い。涙が止まらない!!!
時速100キロで走っていたがこのままだと眼球が乾いてしまって瞼が閉じなくなるかも?と危機を感じ、スピードを80キロまでおとす。
すこし目にかかる負担が減って楽になる。それでも半そでだし、早くどこかパーキングエリアがサービスエリアに入ってウインドブレーカーを着たい。
でもそういう時に限ってPAもSAも遠いのよ。
道路標識を見ると「嵐山PA 25キロ」なんて書いてある。イヤ〜〜遠い!!!
それでもそこまで行かないことにはどうにもならない。
服はTシャツだけだし、ヘルメットは半キャップだし、スクーターだし、女一人だし、ワタシを追い越していく車に乗っている人が振り返る。
「ええ〜〜?その格好で高速走ってるの?しかも一人で〜?」って言いたげ。
ウッサイ!ワタシだってこんなはずじゃなかったんだい!!!

しばらく走ると嵐山PAが。やった!これでやっとウインドブレーカーが着れるよ。
時刻は12:15。お昼を回ってしまった。
顔は涙でボロボロ(怖かったわけじゃい。念のため)。トイレで用を足し顔を洗っているとまたいろんな人に見られた。
起きるのが遅かったとはいえ、少しお腹が空いてきた。口の中も風でカラカラ。食堂でラーメンを食べて、これからどうしようかと考えた。

銀行に行くのを忘れていたため現金があまりない。財布を確かめたら¥15,000ほどしかなかった。ヤバイか・・・高速に乗った以上、高速代がかかる。ガソリンも多分持たないだろうからどこかで給油しなければならない。高速代は帰りを下道で帰ってくればこれ以上掛からないぞ。

さてどうしよう・・・?


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